知って得する!妊娠出産にかかるお金・もらえるお金

妊娠したのはうれしいけれど、出産に何かとお金もかかりそう……と心配なママも多いのでは?
でも実は、妊娠出産にはお金を払うばかりではなく、国や自治体などからもらえるお金もあるんです。
妊娠出産にかかるお金ともらえるお金をまとめました。

ズバリ、いくらかかるの?妊娠から出産までの費用

総額は、大体50万円から80万円くらい。その内訳は、主に以下のようなものです。

■妊婦検診費用
出産までに10回以上の検診を受けますが、妊婦検診は保険適用外のため自己負担になります。1回にかかる検診費用は3,000円~5,000円程度で、ときには1万円以上になることも。ただ最近では、助成が出る自治体も増えています。

■分娩・入院費用
検査料や薬代などもあわせ、40~50万円程度かかるのが一般的。ただし施設によって金額にかなり差があります。

■マタニティ・ベビー用品
おさがりがもらえるケースもあるので人それぞれですが、数万円~10万円程度かかると考えましょう。

■出産内祝い
親戚や友人から贈られた出産祝いのお返しが「内祝い」です。
内祝いの金額は、もらった金額の3分の1~2分の1を目安に。

もらい忘れに注意! 出産するともらえる主なお金


以下は、健康保険に加入していれば、どんなママでももらえるお金です。
制度によって問い合わせ先や申請先が違う点に注意しましょう。

■出産育児一時金
健康保険に加入している人には、出産した子ども一人につき基本額42万円が支給されます。最近では、事前に手続きをしておけば、医療機関に直接出産育児一時金が支払われるため、立て替える必要のないケースがほとんど。

<問い合わせ先>
出産を予定している医療機関または加入している健康保険の担当窓口

■医療費控除
その年に家族全員にかかった医療費から出産育児一時金などを引いた額が、10万円(所得が200万円以下の人は所得の5%)を超えた場合、確定申告をすると税金が戻ってくることがあります。

<問い合わせ先>
税務署

■乳幼児医療費助成
子どもが小さい間、自治体が子どもにかかった医療費を一部または全額援助してくれる制度。金額や対象年齢は自治体によってさまざま。

<問い合わせ先>
自治体窓口

■児童手当
子育てのために国から支給されるお金。所得制限以下の収入であれば、3歳までは月額15,000円を、年3回の支給月に受け取ることができます。

<問い合わせ先>
自治体窓口

帝王切開だと保険適用に!働くママがもらえるお金も


■高額療養費
帝王切開などで保険が適用になった場合に、1ヶ月の医療費が自己負担限度額を超えるとお金が戻ってくる制度。

<問い合わせ先>
加入している健康保険の担当窓口

■出産手当金
出産後も仕事を続けるママが、産休中にお給料を得られない場合、健康保険からお金が出る制度。

<問い合わせ先>
加入している健康保険の担当窓口

■育児休業給付金
これも働くママ対象。産休後、最長で子どもが1歳6ヶ月まで、雇用保険から収入を援助する制度。

<問い合わせ先>
勤め先またはハローワーク

■失業給付の受給期間の延長
ママが妊娠出産で退職した場合、最長で4年間、「失業給付の受給期間の延長」をすることができる制度。

<問い合わせ先>
ハローワーク

どのお金がどれくらいもらえるかは、人によって違います。
各制度の詳細については、各問い合わせ先のHPをチェックした上で、わからないことを担当窓口で尋ねるといいでしょう。妊娠中から情報収集を始めて、自分がどのお金をもらえるか把握しておくのがおすすめです。

※2015年3月時点の情報です。

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この記事のキュレーター

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